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コラム

 

機械設計請負の単価は?
外注するメリットや依頼の流れを解説

機械設計の請負を活用!単価・メリット・流れを徹底解説

機械設計を内製化するには、リソースの制約など、容易ではない課題が伴います。しかし、外部の業者に依頼することで、専門知識の活用、開発期間の短縮、そしてコスト最適化という大きなメリットを享受できます。

この記事では、「機械設計請負の単価はどのくらい?」「実際に外注する際の流れは?」など、機械設計の外注に関する疑問を解消する内容をお伝えします。

機械設計の請負にかかる費用は?単価・相場を解説

機械設計の請負にかかる費用は?単価・相場を解説

機械設計の請負とは、機械設計の業務を外部に依頼する際の契約形態の一つです。自社で機械設計に割くリソースがない場合、外部の業者に依頼することで、理想の機械設計を実現できます。

請負契約をする際、気になるのはその費用ではないでしょうか。

ここでは、機械設計の単価を左右する主な要因と、一般的な算出方法について解説します。

機械設計の単価を左右する要因

機械設計の単価は一律ではありません。以下のような複数の要因によって変わってきます。

■設計内容の複雑性・専門性

依頼する設計の複雑性が高ければ高いほど、単価は上昇する傾向にあります。例えば、既成概念にとらわれないオリジナルな機構開発、高度な解析を要する精密設計、あるいは特殊な材料や環境に対応する設計などは、より専門的な知識と時間が必要となるため単価が高くなります。反対に、既存製品のマイナーチェンジや、比較的シンプルな部品設計であれば、単価を抑えられる可能性があるのです。

■設計期間と工数

プロジェクトに要する期間が長くなるほど、あるいは設計に必要な工数(人件費や作業時間)が増えるほど、総単価は増加します。短納期を求める場合も、それに伴う残業代や追加リソースの投入によって単価が上がる場合があります。

■担当者のスキルレベルと経験

ベテランの設計者や、特定の分野に特化した専門家は、高い単価を設定していることが一般的です。しかし、彼らの持つ豊富な知識と経験は、プロジェクトの品質向上や問題解決能力の高さに直結するため、結果的に開発期間の短縮や品質向上のメリットとなり、長期的なコスト削減につながることもあります。

単価の算出方法と相場の理解

機械設計の単価算出方法は、主に以下の3つが一般的です。それぞれの特徴を理解し、最適な方式を選択することが重要です。

■時間単価

時間単価は、設計者1人が費やす工数(時間)にもとづいて計算される最も一般的な形式です。プロジェクトに必要な人数と期間をかけて、総費用が算出されます。プロジェクトの進行状況に応じて工数が変動する可能性があり、柔軟な対応がしやすいメリットがありますが、最終的な費用が見えにくいと感じる場合もあります。

■成果報酬型

成果報酬型は、完成した図面やモデルデータ、報告書など、特定の成果物に対して単価が設定される形式です。例えば、「部品図1枚あたり〇円」といった形で計算されます。特定の成果物が明確な場合に有効ですが、全体像を把握しにくい場合があります。

■見積もり型

単価を設定したうえで、見積もりを行って案件ごとに金額を決める形式です。事前に費用が確定するため、予算管理がしやすいというメリットがあります。ただし、契約後の大幅な仕様変更には追加費用が発生する可能性が高いため、事前の要件定義を綿密に行う必要があります。

機械設計は案件ごとに対応する内容が異なるため、具体的な相場は決まっていません。単価や費用が気になる場合は、業者に直接問い合わせて相談するのがおすすめです。

機械設計を外部に依頼するメリット

機械設計を外部に依頼するメリット

外部の機械設計会社に業務を依頼することで、自社だけでは得られない、あるいは獲得に時間がかかる様々な恩恵を享受できます。機械設計請負には、以下のようなメリットがあります。

業者の専門知識とノウハウを活用できる

特定の分野に特化した機械設計会社は、その分野における深い専門知識と豊富なノウハウを蓄積しています。例えば、医療機器、ロボティクス、光学機器など、自社で経験のない領域の設計が必要になった場合でも、外部の専門家と請負契約することで、高い品質と効率でプロジェクトを進められます。これにより、自社で専門人材を育成する時間やコストを削減できるという大きなメリットがあります。

社内リソースの最適化

機械設計業務を外部に任せることで、自社の限られたリソースを、より戦略的で中核的な業務に集中させることが可能になります。例えば、機械設計を依頼することで、社内では新たな技術開発や研究といった付加価値の高い業務に専念できます。これは、組織全体の生産性向上と効率化に繋がります。

開発期間の短縮と品質向上

外部の機械設計会社は、専門的なツールやソフトウェア、効率的な設計プロセスを確立している場合が多く、これにより開発期間を大幅に短縮できるメリットがあります。また、多くのプロジェクト経験を通じて培われた知見は、設計の初期段階から潜在的な問題を洗い出し、より高品質な成果物を生み出すことにも貢献します。

機械設計を外注する際の全体の流れ

機械設計を外部に依頼する際、その全体の流れを事前に把握しておくことは、プロジェクトを円滑に進め、成功へと導くために非常に重要です。ここでは、検討段階からプロジェクト完了までの典型的な流れを解説します。

問い合わせ・ヒアリング

まず請負を依頼したい業者に問い合わせを行い、仕様について相談します。事前に決めた機械設計の目的や求める機能・性能、予算、納期などを具体的に話します。

契約書類の締結

最適なパートナーを選定したら、具体的な契約内容を詰めて契約を締結します。契約書には、業務範囲、成果物、納期、単価、支払い条件、知的財産権の帰属、秘密保持義務、瑕疵担保責任などが明確に記載されていることを必ず確認してください。

作業開始

お客様のご要望をもとに、3D・2D設計のフローに入ります。

定期的にお客様と情報を共有し、ブラッシュアップを行って品質を高めていきます。

試作機製作

試作に必要な部品を取り寄せ、これまでに決めた仕様に則って製作を進めていきます。組み立てや動作確認を実施し、問題があれば修正を行います。

納品

完成品を確認していただき、問題ない製品が完成したら納品です。

機械設計のデータだけ納品するのか、製作まで必要なのか、量産化まで行うのかなど、依頼する内容によってフローは変わってきますが、大まかな流れはここで紹介したとおりです。

機械設計の請負業者をお探しなら合同会社いちのせきワークスへ

この記事では、機械設計を外部に依頼する際の単価の考え方から、外注がもたらすメリット、そして納品までの全体的な流れまで解説しました。

機械設計を外部に任せることで、自社のリソースを確保し、コア業務に集中することができます。

機械設計の請負業者をお探しでしたら、ぜひ合同会社いちのせきワークスへご相談ください。合同会社いちのせきワークスは、企業の皆様が抱える機械設計のリソース課題に対し、最適なソリューションを提供いたします。

機械設計の請負に関するご相談や、具体的なご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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